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2025/6/26
ガレージ付き平屋住宅における間取りのポイント|メリットや価格、間取り実例など気になる情報も解説!
ワンフロアで生活が完結する利便性や、家族とのコミュニケーションの取りやすさなどから人気の平屋住宅。そんな平屋住宅にガレージを設けることで、さらに便利で快適な住まいを実現できるかもしれません。
この記事では、ガレージ付き平屋住宅のメリットや間取り設計のポイントを紹介するとともに、気になる費用相場や実例なども網羅的に解説します。ガレージ付きの注文住宅に憧れのある方は、ぜひ理想の家づくりの参考にしてください。
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ビルトイン型と独立型|間取り検討前に知っておきたいガレージの種類
平屋のガレージハウスを検討するにあたり、まず知っておきたいのがガレージの種類です。ガレージは、大きく分けて「ビルトインガレージ」と「独立型ガレージ」の2つのタイプがあります。ビルトインガレージは、建物の一部に組み込むような形で設置するタイプのガレージです。同じ建物内にあるので居住空間との距離が近く、室内へ直接出入りできる通路を設けることもできます。一方の独立型ガレージは、住宅から独立して設置するタイプのガレージです。
それぞれに異なる特徴があり、ライフスタイルや敷地の条件などによって最適な選択は変わってくるでしょう。この記事では「ビルトインガレージ」を前提に、その魅力や計画のポイントを掘り下げて解説します。
平屋のガレージハウスのメリット5選
平屋住宅にガレージを設けることで、次に挙げる5つのメリットを享受できるでしょう。
1. 愛車を風雨や盗難から守ることができる
2. 車の乗り降りや荷物の出し入れがしやすい
3. 愛車のメンテナンスやDIYなど趣味の空間としても使える
4. アウトドア用品やタイヤなどの収納スペースとしても使える
5. デザインのアクセントになって外観がおしゃれに仕上がる
ビルトインガレージは屋根と壁に囲まれているので、大切な愛車を雨風や盗難などから守るのに適しています。出入口にシャッターを設ければ、さらに防犯性を高めることが可能です。ガレージから室内に直接出入りできる通路を設置すれば、雨でも濡れずに車の乗り降りや荷物の出し入れが行えます。
しかも、ガレージが果たす役割は単なる駐車スペースにとどまりません。愛車のメンテナンスに没頭したり、DIYの作業場として活用したり、子どもたちとおうちキャンプを楽しむことができたりと、多目的な「プラスワン」の空間として生活に彩りを添えてくれます。また、室内の置き場に困りがちなアウトドア用品やスポーツ用品などの収納スペースとしても重宝するでしょう。
平屋のガレージに必要な広さの目安
平屋にガレージを設けるとなると、どれくらいのスペースを確保すればよいのでしょうか。特に、淡路島では車を2台以上所有することも珍しくないため、スペースには余裕を持っておきたいところです。ガレージの広さは、愛車のサイズや台数、そしてガレージの用途によって大きく変わってきます。加えて、ドアの可動域や人が通るためのスペースも考慮に入れましょう。駐車台数ごとの具体的な目安は以下のとおりです。
駐車台数ごとのガレージの目安サイズ
単に駐車スペースとして使うだけでなく、タイヤや工具、アウトドア用品などを収納したい、あるいはメンテナンスやDIYスペースとして活用したいといった用途がある場合は、それに応じた追加のスペースも計画に盛り込みましょう。
平屋のガレージハウスの間取り設計におけるポイント
平屋のガレージハウスで快適に暮らすには、家族構成やライフスタイルに合った間取りプランが鍵となります。ここでは、間取り設計で押さえておくべき5つのポイントを解説します。用途をイメージして計画する
ビルトインガレージは単なる駐車スペースとしてだけでなく、DIYの作業スペースや趣味の空間、トレーニングスペースなど、さまざまな用途に活用できるのが大きな魅力です。使いたい用途によって、求められる広さや床材、壁材の種類などが異なってきます。そのため、あらかじめ「どのような用途でガレージを使いたいのか」を具体的にイメージしたうえで、間取りを設計することが重要です。
また、手洗いや掃除に便利な水道、夏場や冬場でも快適な作業を可能にするエアコン、工具を使うための電源コンセントといった設備の要否も、想定する用途に応じて検討する必要があるでしょう。
将来の車の買い替えを考慮して計画する
現在の愛車のサイズや所有台数だけではなく、将来的な車の買い替えや家族構成の変化も考慮に入れて、間取りプランを計画するのも大切なポイントです。例えば、現在の愛車はコンパクトカーでも、将来的には大きなSUVに乗り換えたり、子どもの成長に合わせてミニバンが必要になったりするかもしれません。また、仕事の関係や子どもの免許取得などでセカンドカーを購入する可能性もあるでしょう。現在の愛車1台分しかないガレージだと、こうした将来の変化に対応できません。
長期的なライフプランをイメージして、ガレージの広さや天井の高さ、開口部の寸法などを検討することが、長く快適に住めるガレージハウスづくりの秘訣といえます。
外出時の動線を意識して計画する
利便性の高いガレージにするためには、玄関から車までの動線を意識した間取り設計が不可欠です。特に雨や雪の日、あるいは買い物帰りで両手がふさがっているときなどは、ガレージから室内へのアクセスのしやすさが快適性を大きく左右します。
室内から雨に濡れずにスムーズに乗り降りできる動線を確保するのはもちろん、ガレージからパントリーやキッチンへ直接アクセスできる間取りにすれば、買い物帰りの荷物の運び込みも格段に楽になるでしょう。このように、外出時の動線をイメージして間取りを設計すると、家族全員にとって使いやすいガレージにできます。
換気性に配慮して計画する
ガレージは壁に囲まれた閉鎖的な空間であるため、車の排気ガスやガソリン、オイル、タイヤなどの臭いが充満しやすくなります。排気ガスや臭いが居住空間に流れ込んでしまうと、不快なだけでなく、家族の健康にも影響するかもしれません。そのため、ガレージ内を適切に換気できるよう設計することが重要です。24時間換気システムの一部として組み込んだり、強力な換気扇を設置したりして、強制的に空気の入れ替えができるようにするとよいでしょう。ガレージから直接外気につながる窓を設置して、自然換気を促すのも効果的です。
セキュリティを意識して計画する
壁や居住空間に囲まれたガレージは、屋外の駐車スペースやカーポートなどと比較して防犯性が高いとされています。しかし、外部からの視線が届かないので死角になりやすく、一度侵入を許してしまうと、外部から気づかれにくいというリスクも抱えています。
間取りプランのなかでできる対策としては、玄関や室内から見える位置にガレージの出入口を設けるというのが効果的。常に人の目が届くようにしておくことで、侵入に対する抑止力になります。
また、ガレージ内に侵入できないようセキュリティを強化することも大切です。例えば、出入口に防犯性能の高いシャッターを設置する、人感センサー付きの照明や防犯カメラを取り付けるといった対策が有効でしょう。
換気のために窓を設けるのであれば、防犯ガラスや強度の高い面格子の採用を検討したいところです。家族や愛車を犯罪から守るため、セキュリティを十分に意識して間取りを計画しましょう。
【実例】20坪の平屋にビルトインガレージを設置した間取り
ここで、ビルトインガレージのある平屋の間取り実例を見てみましょう。こちらの間取り図は、約28坪の建築面積に対して居住スペースを約20坪確保し、残りの約8坪をガレージとした平屋住宅の実例です。
表玄関とは別に、ガレージからシューズインクローゼットへ直接出入りできる動線が確保されています。これにより、天候や荷物の多さを気にすることなく、スムーズな外出・帰宅が可能です。ガレージの外壁側には小さな窓が2つ設けられており、防犯性を保ちながら、自然換気できるようにしています。
また、LDKとの間に大きな窓を設置しているのも特徴です。これなら、いつでもリビングから大切な愛車を眺めることができます。寝室やDEN(書斎)といったプライベートスペースはガレージから離れた場所に配置されており、車の音や振動への配慮も十分です。
平屋のガレージハウスを建てるときの3つの注意点
住まいの魅力を高めてくれるガレージですが、ガレージ付きの間取りを計画するうえでは、注意すべきポイントもあります。ここでは、特に押さえておきたい3つの注意点について見ていきましょう。(1)建築費用が高くなりやすい
ガレージ付きの住宅は通常の住宅と比較して、建築費用が高くなる傾向にあります。なぜなら、ガレージ部分の基礎工事を行ったり、大開口を設けるために建物全体の構造を強化したりする必要があるからです。また、出入口にシャッターを設ける場合には、その設置費用も見込まなくてはなりません。
さらに、ガレージの広さや内装仕上げのグレード、導入する設備などによっても費用は大きく変わってきます。予算内で満足度の高いガレージハウスを建てるには、この後紹介する建築費の目安を参考にしながら、希望条件に優先順位をつけておくことが大切です。
(2)居住スペースが削られる
ビルトインガレージを設けるということは、その分、居住スペースとして使える面積が削られることを意味します。特に平屋の場合、すべての間取りがワンフロアに集約されるため、ダイレクトに影響を受けるでしょう。ガレージを設置しつつ、一定の居住スペースや部屋数を確保するためには、通常よりも広い敷地や建物が必要になります。土地や床面積が広くなるほど、家づくりにかかる費用は高くなるため、必要な面積と予算のバランスを慎重に考えて計画しましょう。
(3)音・臭いなど住環境への配慮が必要になる
ガレージと居住空間が隣接するビルトインガレージでは、車のエンジン音やシャッターの開閉音が居住空間に響く可能性があります。早朝や深夜に車を出し入れすると、寝ている家族を起こしてしまうかもしれません。こうした事態を防ぐため、居住空間との間の壁を防音仕様にしたり、プライベートスペースとガレージを離したりといった設計上の工夫が求められます。
また、排気ガスや車から出る臭いが居住空間に流れ込まないよう、換気性や気密性を高める工夫も必要です。これらの配慮を怠ると、住まいの快適性が損なわれてしまう恐れもあります。長く快適に住み続けられるマイホームを実現するには、多少費用がかさんだとしても、音や臭いについてしっかりと対策を練ることが重要です。
平屋のガレージハウスを建てるときの価格目安
ガレージ付きの平屋は、通常の平屋よりも費用が割高になりやすいとお伝えしました。一般的に、木造の平屋住宅本体の建築費は坪単価50万円~60万円程度が目安とされています。これに対し、ガレージ部分の坪単価の目安は60万円~80万円程度。ガレージは特別な構造や設備が必要になるため、居住部分よりも費用が高くなりやすいのです。居住面積とガレージの広さ別に見る建築費の目安
上記はあくまで目安であり、実際の費用は建物の仕様や設備のグレード、依頼する施工会社などによって変動します。検討時には、複数社から詳細な見積もりを提示してもらい、希望するプランの費用感を把握しましょう。
平屋のガレージハウスはこんな方におすすめ
最後に、平屋のガレージハウスが適している方の特徴を紹介します。
• 愛車やバイクいじりを趣味としている方
• 天候を気にせず、音や汚れの出る趣味を楽しみたい方
• アウトドアやスポーツなど、外で使う道具や荷物を多く所有している方
• DIYを趣味にしている方
• 小さな子どもやお年寄りがいて、車の安全な乗り降りを重視する方
上記のような特徴に当てはまる方にとっては、ガレージのある住まいが最適解となる可能性があります。平屋のガレージハウスが日々の暮らしをより豊かに、そして便利にしてくれることでしょう。
淡路島でガレージ付きの平屋住宅を建てたいなら、クレバリーホーム淡路店へご相談を!
ガレージは単なる駐車スペースとしてだけでなく、趣味スペースや子どもの遊び場など多目的に使用できるほか、雨の日でも濡れずに車の乗り降りができるなど、暮らしの利便性も向上してくれます。平屋住宅にガレージを組み合わせれば、コンパクトで使い勝手のよい間取りを実現できるでしょう。淡路島での生活は車移動がメインであり、複数の車を所有している方も多いはず。車の乗り降りがスムーズになれば、毎日の生活がより充実したものになります。
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