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2024/5/30
外壁タイルの住宅は高級感があるって本当?高級感の理由や外壁タイルの家づくり事例などを紹介
「外壁タイルの住宅は高級感がある」という話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。よく用いられるサイディングなどの外壁材と比べ、外壁タイルは重厚感のある上質な見た目が特徴です。
この記事では、外壁タイルを外壁に用いると高級感が出る理由や、外壁タイルのサイズや種類のバリエーションについて解説。当社が実際に手がけた家のなかから、おしゃれで高級感がある外壁タイルの家の事例も紹介します。
外壁タイルがもつ3つの特徴
見た目の高級感や重厚感が魅力の外壁タイルですが、タイルを外壁材に採用するメリットは見た目に関することだけではありません。まずは、外壁タイルのもつ機能面での特徴を3つ紹介しましょう。
1.耐久性が高い
外壁タイルは、数ある外壁材のなかでもとりわけ耐久性の高い素材です。
タイルは自然素材を高温で焼き固めて作られるため、表面が非常に硬くて丈夫です。傷がつきにくく、新築から時間が経っても表面の傷がそれほど気になりません。加えて耐候性にも優れているため、紫外線や風雨による劣化が起きづらく、本来の色合いや質感を長期間にわたって維持できます。
耐久性の高さと経年劣化のしにくさから、タイルそのものは「メンテナンスフリー」といわれることもあるほどです。
2.メンテナンス性が高い
タイルの強みとして、もう一つ特筆に値するのが親水機能です。親水機能とは、空気中に含まれる水分などがタイル表面に薄い膜を張るはたらきのこと。
親水機能により、タイル表面には常に水分の薄い膜があります。そのため表面に付着したように見える汚れも、実際には薄い膜の上に乗っかった状態で、タイルそのものには染み込んでいません。雨が降ると、浮き上がった汚れがそのまま流れ落ち、タイル表面は美しい状態を取り戻します。
さらに、先ほど紹介したようにタイルは耐久性が高いため、傷の補修や貼り替えの必要性も低くなっています。定期的にメンテナンスが必要なのは、タイルの間の目地に施すコーキング材の補修や表面の高圧洗浄程度です。
目地なし加工であればコーキング補修も不要になるため、より高いメンテナンス性が期待できます。
3.サイディングに比べて初期費用が高い
上記のような高い機能性を誇る外壁タイルですが、その分初期費用は窯業系サイディングなどに比べて高くなる傾向にあります。
1㎡あたりの価格は、窯業系サイディングで4,000〜5,000円程度が中心なのに対し、外壁タイルは7,000〜10,000円程度が中心。一般的なものでも窯業系サイディングの1.5〜2倍程度の価格になり、高品質なものだとそれ以上の価格になることもあります。
ただし、タイルと異なり、窯業系サイディングは10年に一度を目安に定期メンテナンスが必要です。窯業系サイディングの定期メンテナンスは外壁塗装やコーキング補修などを含み、1回につき100万円程度かかる可能性があります。上記より、長期的に見たトータルコストはタイルのほうが安くなる可能性が高いでしょう。
外壁タイルを使うと外観に高級感が出る理由
自然素材ならではの重厚感があるから
外壁タイルは、土や砂などの自然素材を約1,300℃の高温で焼き固めて作られます。自然素材からできているうえ、焼成による仕上がりが完全に均一ではないため、1枚ずつ色の濃淡や風合いが微妙に異なります。
サイディングのように大量生産のアイテムは仕上がりが均質になりますが、タイルはそれと相反するものです。こうした自然由来ならではの「不ぞろい感」こそが、人工物にはない独特の重厚感を生むといえるでしょう。
また、タイルはサイディングと異なり、原則表面に塗装を施す必要がありません。無塗装で素材本来の表情を感じられることも、外観の上質さを引き出せる理由の一つです。
劣化しにくく新築当初の美しさが保たれるから
先ほど触れたように、タイルは耐久性が非常に高い外壁材です。表面が非常に硬いため、飛来物などが外壁に当たっても傷がつきにくいのが特徴でした。加えて、表面に薄い水の膜を作る親水機能を備えており、汚れが雨とともに流れ落ちるため、汚れがつきにくいという特徴も紹介したとおりです。
耐候性の高さから紫外線や雨風による経年劣化も少なく、新築当初の美しさや重厚感を長く保つことができます。それどころか、時の経過を感じさせる自然な経年変化が、より深みのある表情を見せてくれるでしょう。
バリエーションが豊富でデザイン性に優れているから
タイルを外壁に用いると高級感が出る理由として、バリエーションが豊富でデザイン性に優れていることも挙げられます。
後ほど詳しく解説しますが、レンガタイル、テッセラタイル、木目調タイルなど、タイルと一口にいってもさまざまな質感のものがあります。種類が豊富なため、家の形状やテイストに最適なアイテムを見つけやすいのが魅力です。タイルを用いると外観に統一感を持たせながら、一段上質な印象を与えることができるのです。
外壁タイルのサイズとデザインの種類
外壁タイルの主なサイズ
上記のなかでも、特に二丁掛タイルとボーダータイルはシックな雰囲気を演出しやすく、素材を上手に組み合わせて高級感を演出しやすいでしょう。
タイルのサイズの種類、材質や貼り方の違いなどは、こちらの記事で詳しく解説しています。
外壁タイルの種類完全ガイド!材質・サイズ・貼り方を一覧で解説
外壁タイルの主なデザイン
おしゃれで高級感のある外壁タイルの家の実例を紹介
1.アシンメトリーの屋根と外壁タイルが高級感を醸す家
1つ目に紹介するのは、白のボーダータイルと石目調のボーダータイルという、モノトーンの組み合わせがおしゃれな住宅です。アシンメトリーな招き屋根と相まって、全体的にスタイリッシュな印象を与えています。
建物を囲う外構部にも、建物のアクセントとなっている石目調のボーダータイルを採用。外構周りも含めたトータルでの統一感を持たせることで、いっそう高級感を醸す仕上がりになりました。
2.淡路瓦とモノトーンの外壁タイルが上質感を演出する家
2つ目に紹介するのは、軒が長く重厚感のある屋根と、モノトーンのボーダータイルの組み合わせが上質さを漂わせる住宅です。2色のボーダータイルと随所に採り入れた石垣もよくマッチしており、新築でありながら歴史のあるお屋敷のような風格を感じさせます。
屋根に使われているのは伝統的な淡路瓦。淡路島のよき風情を現代に伝えるかのような、上質な外観に仕上がりました。
まとめ
外壁タイルは見た目の高級感だけでなく、高い耐久性やメンテナンス性など、魅力の多い外壁材です。初期費用こそサイディングなどに比べて高めですが、メンテナンスコストを含むトータルで考えた場合のコストパフォーマンスは優れています。
クレバリーホームの家は外壁タイルを標準採用しており、上質で高級感のある外観のマイホームを実現できます。淡路島で、重厚感のある美しい注文住宅を叶えたい方は、ぜひクレバリーホーム淡路店へお気軽にご相談ください。
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