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2025/7/31
平屋の洗濯物、どこに干すか問題を解決!注文住宅でおすすめの場所を紹介|ランドリールームやサンルームの間取り実例も
ワンフロアで生活が完結する平屋は、暮らしやすさが魅力です。しかし一方で、「洗濯物をどこに干せばよいか」という悩みを抱える方も少なくありません。来客時の視線や生活感、防犯面、スペースの問題など、その悩みは多岐にわたります。
この記事では、平屋の洗濯物干しに関する悩みを解決するため、ランドリールームやサンルームといった具体的な間取りアイデアを紹介します。平屋の注文住宅を検討している方は、この記事を参考に後悔のない家づくりを実現しましょう。
平屋の注文住宅で洗濯物干しが悩みの種になる理由
2階建てにはない魅力を持つ平屋ですが、洗濯物を干す場所については悩みの種になりがちです。暮らし始めてから後悔しないためにも、まずはなぜ平屋の洗濯物干しが課題になりやすいのか、具体的な理由を見ていきましょう。
来客時に生活感や視線が気になりやすいから
平屋における洗濯物の悩みとして、まず挙げられるのが生活感の問題です。平屋は、すべての居住空間と物干し場が同じフロアにあるため、どうしても室内から洗濯物が見えやすくなります。玄関やリビングから見える位置に物干し場があると、生活感が出てしまうほか、来客時にゲストから洗濯物が見えてしまい、気まずい思いをすることがあるかもしれません。また、外干しをしていると通行人や隣家からの視線が気になることもあります。プライバシーを確保するには、室内干しを基本とする、もしくは外干しスペースに目隠しを設けるといった工夫が求められます。
外から侵入しやすく防犯面に不安があるから
平屋は外とのつながりを持たせやすいのが特徴であり、室内から連続した庭やウッドデッキを設け、そこで洗濯物を干すケースも少なくありません。こうしたスペースで外干しすれば、たっぷりの日差しと吹き抜ける風で洗濯物も早く乾きます。しかし、外干しも1階で行う必要があるため、外部から侵入しやすい点には注意が必要です。防犯面で安心して外干しできるよう、侵入対策もしっかりと考慮すべきでしょう。
外干しできるスペースが限られているから
そもそも平屋は外干しできるスペースが限られています。2階建て住宅であれば、日当たりのよい2階のバルコニーやベランダを利用できますが、平屋はそのようなスペースを設けにくいからです。その結果、生活スペースで室内干ししなければならなかったり、生活感が丸見えの場所に干さざるを得なくなったりするケースがあります。
平屋の洗濯物を干す場所|注文住宅でおすすめの5つの選択肢
前述の平屋の洗濯物干しに関する悩みを解決するには、間取りや設備での工夫が求められます。ここでは、注文住宅だからこそ実現できる、おすすめの方法を5つご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを把握し、ライフスタイルに合った方法を取り入れましょう。(1)家事効率を大幅アップするランドリールーム
洗濯物干しの専用スペースとして、平屋にぜひ取り入れたいのがランドリールームです。洗濯機と作業台、物干しスペース、洗濯用品の収納を確保しておけば、「洗う→干す→畳む・アイロンがけ」という一連の作業が1ヶ所で完結します。洗濯機から取り出した洗濯物をその場ですぐに干せるため、重い洗濯カゴを持って家の中を移動する手間も省けるでしょう。
乾燥機や換気設備を整えておけば、天候に関係なく洗濯できるのも大きな魅力です。梅雨時期など雨の日が続くときでも、洗濯物がたまってストレスになる心配がありません。花粉やPM2.5などの心配も不要で、毎日気持ちよく洗濯ができるでしょう。
(2)天候に左右されない全天候型のサンルーム
サンルームもランドリールームと同じく、天候に関係なく洗濯物を干せるのが魅力です。ランドリールームが壁で区切られた居室であるのに対し、サンルームはガラス張りの空間になっています。天候に関係なく、自然光を最大限取り込めるため、通常の室内で干すよりも効率よく乾かすことができます。急な夕立に見舞われがちな夏場の天日干しも、サンルームなら心配無用です。
ただし、ガラス張りなので夏場は高温になりやすい点や、建築コストが高くなりやすい点などには注意しましょう。夏場の暑さ対策には、遮光性の高いカーテンやロールスクリーンの設置、エアコンや換気扇の設置が有効です。
なお、冬場はたっぷりの日差しで暖かくなるため、読書や趣味のためのスペースとしても利用できます。
(3)開放感と暮らしの幅も広げるウッドデッキ
リビングダイニングや居室とひと続きになった広いウッドデッキは、布団やシーツといった大きな洗濯物も一度にたくさん干せる、開放的な物干しスペースです。天候のよい日はたっぷりの日差しと程よい風を受けて、気持ちよく外干しできるでしょう。
また、ウッドデッキの使い方は単なる物干し場にとどまりません。アウトドアリビングとして日常的に使ったり、子どもやペットの遊び場として活用したりと、暮らしの楽しみが大きく広がる空間にもなります。
一方で、当然ながら天候に左右されやすい点と、プライバシーを確保するために目隠しフェンスなどを設置する必要がある点は注意したいところです。
(4)外部の視線を遮るプライベートな中庭
プライバシーを確保しながら、太陽の下で洗濯物を干したいなら、中庭を設けるのがおすすめです。建物を「ロの字型」や「コの字型」に設計することで、外部からの視線を気にすることなく洗濯物を干せるスペースが確保できます。また、室内から直接出られるウッドデッキを設けたり、家庭菜園を設けたりすれば、物干し場以外の使い方も可能です。
ただし、建物の形状や方角によっては、中庭の日当たりや風通しが悪くなる可能性もあるため、設計段階での綿密なシミュレーションが欠かせません。設計担当者と相談しながら、最適な配置を検討しましょう。
(5)物干し場を必要としない衣類乾燥機
思い切って発想を転換し、「洗濯物を干す」という手間そのものをなくす、衣類乾燥機を導入するというのも有効な選択肢です。洗濯機と衣類乾燥機を組み合わせれば、時間帯や天候に縛られず洗濯・乾燥まで終えられるため、家事の大幅な時短につながります。
特に、共働き世帯など家事にかけられる時間が限られているケースでは、生活利便性が大きくアップするでしょう。近年では、ガス式でパワフルに短時間で乾燥させるタイプも人気です。
ただし、デリケートな衣類は乾燥機を使えない点、光熱費やフィルター清掃の手間がかかる点などのデメリットも理解したうえで、導入を検討することが大切です。
平屋の注文住宅で洗濯物を干す場所を検討する際のポイント
ここまで平屋におけるおすすめの物干し場を紹介してきましたが、どの選択肢を選ぶにしても、家事負担の軽減を実現するために共通するポイントがあります。後悔しない家づくりのため、事前に知っておきたい設計における4つのポイントを確認しましょう。「洗う→干す→畳む→しまう」を最短にする洗濯動線
毎日の洗濯にかかる手間を削減するには、洗濯動線を考慮した設計が重要です。洗濯機置き場、物干し場、衣類の収納スペースをできるだけ隣接させ、一連の作業がスムーズにつながる間取りにするのが理想といえます。「しまう」作業も最短距離で済ませたいなら、ランドリールームやサニタリールームの隣に、家族全員分の衣服を収納できるファミリークローゼットを設けるのがおすすめです。
洗濯動線をコンパクトにすれば、洗濯時の移動距離が短くなり、時間に余裕が生まれます。図面の上だけで考えるのではなく、実際の生活における動きをシミュレーションし、無駄なスペースや動線がないかチェックすることが後悔を避ける秘訣です。
カビや生乾き臭を防ぐための換気と採光計画
ランドリールームなどの室内干しスペースを設ける場合、湿気対策は不可欠です。湿気がこもると、洗濯物が乾きにくいだけでなく、カビや生乾き臭の原因になってしまいます。風通しがよくなるよう対角線上に窓を配置したり、湿度センサー付きの24時間換気扇を設置したりして、湿気がたまらないよう対策しましょう。加えて、採光の確保もポイントです。日光には、洗濯物を早く乾かすだけでなく、生乾き臭の原因となる菌の増殖を抑える効果もあります。室内干しメインでも、できれば日当たりのよい場所に物干し場を確保するのがおすすめです。
家族構成とライフスタイルに合った適切な広さの確保
物干しスペースは、広すぎても狭すぎても使い勝手が悪くなってしまいます。例えばランドリールームの場合、2人暮らしで1.5〜2帖程度、4人家族で3帖程度が目安といわれますが、これはあくまで一つの基準に過ぎません。
毎日洗濯するのか、数日分をまとめて洗濯するのかなど、洗濯の頻度や量も考慮しましょう。また、乾燥機を併用するかどうか、アイロンがけを頻繁にするかどうかなどの要素も、広さや設備に大きく影響します。家族人数ごとの目安を参考にしつつ、ライフスタイルに合った適切な広さを検討しましょう。
来客時の視線が気にならない場所の選定
プライバシーを確保して快適に暮らすには、来客時の視線に配慮した間取り計画も欠かせません。玄関やリビング、客間など、ゲストの目に触れやすい場所から、物干しスペースが直接見えないよう配置を工夫しましょう。配置だけで解決するのが難しい場合、家事動線と来客動線を分ける、来客時だけ引き戸やロールスクリーンでサッと隠せるようにするなど、間取りの工夫で解決することも可能です。来客頻度が高いようであれば、設計担当者に生活感を上手に隠すアイデアを相談するとよいでしょう。
洗濯物を干す場所に困らない平屋の注文住宅間取り事例5選
ここまで紹介したアイデアやポイントを踏まえ、洗濯物を干す場所に困らないよう工夫した、平屋の注文住宅施工事例を5つご紹介します。自分や家族のライフスタイルに当てはめて、参考になるところがないか注目しながらご覧ください。【事例1】サニタリールームから物干し場が直結の平屋
こちらの住宅では、室内から直接お庭へ出られるという平屋のメリットを活かし、サニタリールームからお庭へ直接出られる引き戸を設けました。洗濯機から最短距離でお庭の物干し場に出られるので、洗濯物を「洗う・干す・取り込む」の作業がスムーズです。
面積を広く取ったサニタリールームに物干し竿を設置しているので、雨の日はここで室内干しすることも可能。採光や換気も配慮されており、室内干しも快適です。
【事例2】水まわりをコンパクトにまとめた平屋
こちらの平屋は、水まわりからひと続きの場所に、広めのランドリールームを設けているのが特徴です。キッチンと洗面所、ランドリールームが近接しており、家事動線がコンパクトにまとまっています。
ランドリールームから、日当たりのよいウッドデッキに直接出ることもでき、天気のよい日は外干しも手軽にできます。もし外干し中に雲行きが怪しくなったとしても、すぐランドリールームに洗濯物を移動させ、室内干しに変更できる点も便利です。
【事例3】広めのランドリールームとクローゼットを設けた平屋
次に紹介する平屋は、脱衣所とランドリールームを兼ねた広い水まわりが間取りのポイントです。ランドリールームの窓際に設置された大きなカウンターは、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりするのに使えます。日当たりのよいタイルデッキに直接出られるので、外干しも手軽にできるでしょう。
ランドリールームに隣接して、大きなウォークインクローゼットがあるのも特徴です。ランドリールーム内のカウンターで畳んだ衣類をそのまま収納できるので、洗濯にかかる時間と手間を最小限に抑えられます。
【事例4】サニタリーに6.3帖のファミリークロークを併設した平屋
続いて紹介する平屋の間取りは、玄関ホールから直線的に配置されたファミリークロークとサニタリースペースを隣接させているのが特徴です。広めのサニタリースペースはランドリールームを兼ねており、アイロン台として使えるカウンター、汚れた靴などを洗えるスロップシンク、乾燥機などの設備が整っています。
隣接するファミリークロークは6.3帖もあるので、乾いた洗濯物のほとんどをそのまましまうことができます。直接玄関から出入りできるため、アウターの収納場所としても重宝しそうです。
【事例5】大型のサンルームを設けた平屋
最後に紹介するのは、サンルームを物干しスペースとして活用している平屋の事例です。サンルームは主寝室から出入りできるので、取り込んだ洗濯物を大容量のクローゼットにすぐしまうことができます。また、掃き出し窓のすぐ手前に物干し竿を設置しており、サンルームから取り込んだ洗濯物を一時的にかけておけるのも便利なポイントです。
加えて、サンルームからはお庭に直接出られるので、大きな布団などを外干しする際にも役立ちます。
毎日の洗濯が快適になる平屋の注文住宅はクレバリーホーム淡路店へ!
平屋では、洗濯物を干すスペースが課題になりがちです。今回紹介したポイントを踏まえ、ランドリールームやサンルームなどを取り入れることで、毎日の洗濯が快適になる平屋の住まいを実現しましょう。クレバリーホーム淡路店は、お客様一人ひとりのライフスタイルに寄り添った提案力の高さが自慢です。「毎日の家事を少しでも楽にしたい」といったお客様の声にも、豊富な経験と知識でお応えします。淡路島で、家事ストレスの少ない快適な平屋の注文住宅をかなえたいなら、ぜひクレバリーホーム淡路店へご相談ください。
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