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2024/10/22

日本に近代タイル開発をもたらした「ヴィクトリアン・タイル」のお話

こんにちは、クレバリーホーム淡路店です。

タイルの歴史はとても古く、起源は古代エジプト時代にもさかのぼるといわれます。
一方、日本の建築で本格的にタイルが用いられるようになったのは明治時代のこと。
そこには、イギリス発祥の「ヴィクトリアン・タイル」の影響がありました。

今回は、イギリス女王の名を冠したタイルと日本の近代タイルにまつわる小話を紹介します。

●住宅に不可欠な存在となった「ヴィクトリアン・タイル」

大英帝国の黄金期を築いた女王として知られるヴィクトリア女王。
その名を冠した「ヴィクトリアン・タイル」は、ヴィクトリア朝時代の19世紀に誕生しました。

ヴィクトリアン・タイルは、従来のタイルから受け継ぐ芸術性の高さを特徴としつつ、工業製品として大量生産できるようになった点が革新的でした。
耐火性・耐水性にも優れたこのタイルは、気づけば住宅に欠かせない存在になっていったのです。

●ヴィクトリアン・タイルが日本の建築にも変化をもたらした

幕末から明治維新にかけての日本では、海外からさまざまな文化がもたらされます。
そのうちの一つがヴィクトリアン・タイルを取り入れた建築でした。
芸術性と機能性に優れたタイルは、明治から大正期の近代建築にも積極的に採り入れられます。

やがて「日本でも独自のヴィクトリアン・タイルを製造したい」という声が高まり、近代の国産タイル誕生へとつながっていきました。
ヴィクトリアン・タイルの存在が、日本の近代タイル開発のきっかけになったといえるでしょう。

クレバリーホームでは、世界的に評価されるタイルを住まいの外壁に採用しています。
デザインと機能を兼ね備えたタイルの家を建てるなら、クレバリーホーム淡路店にぜひお任せください。

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