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2024/9/26

平屋住宅を安く建てるには?コストを抑える5つのポイントとローコストで建てる際の3つの注意点を解説

同じ床面積で建てようとすると、2階建てに比べて建築コストが高くなりやすい点がデメリットとされる平屋住宅。コストを抑えながら満足度の高い平屋を建てるには、どのような点を意識すればよいのでしょうか。

この記事では、平屋を安く建てるために押さえるべき5つのポイントと、気をつけたい3つの注意点を解説します。

平屋住宅はコストが割高といわれる理由

平屋住宅は2階建て住宅に比べて、コストが割高といわれることがあります。なぜ、そのようにいわれるのか理由を解説します。

床面積を確保するには広い土地が必要になるから

平屋はワンフロアのみで構成されるため、同じ床面積を確保する場合、2階建てに比べて1階の面積を広くとらなければなりません。当然のことながらz大きな敷地を用意しなければならないため、2階建てよりも土地代が高くなる傾向にあります。

加えて、広い駐車スペースや庭などを設けるとなればいっそう広い土地が必要となり、トータルコストがより高まるでしょう。

屋根や基礎の面積が大きくなるから

平屋は、同じ床面積の2階建てに比べて1階の面積が広くなる分、屋根や基礎部分の面積も必然的に大きくなります。こうした構造部にかかる費用は、本体工事費用の大きな割合を占めるため、構造部の面積が大きい平屋は建築費も割高になりがちです。

また、外壁の面積も大きくなるので、必要な外壁材や塗料も増えてコストがかかります。

平屋の住宅を安く建てる5つのポイント

割高になりがちな平屋住宅をできるだけ安く建てるには、以下に紹介する5つのポイントを押さえて計画しましょう。

(1)土地代・建築費用・諸費用の3点セットで予算を考える

平屋の住宅に限ったことではありませんが、土地なしで注文住宅を建てる場合、家づくりにかかる費用は「土地代」「建築費用」「諸費用」の3つに分けられます。このうち特に大きな割合を占めるのが「土地代」と「建築費用」であり、どちらか一方を抑えるだけではトータルコストを安くすることはできません。

まずは、用意できる自己資金額・住宅ローンの借入可能額から大枠の予算を決定し、土地と建物にどう割り振るかを考えるようにしましょう。どちらかにこだわりすぎると片方に予算を割けなくなるため、希望条件を整理してバランスよく配分することが大切です。

(2)建築面積を大きくしすぎない

近年スタンダードになっている広くて開放的なLDKを実現し、さらに家族全員分の居室も設けるとなれば、その分広いスペースが必要です。床面積を確保するには、ゆとりある敷地が必要となって土地代が高くなってしまいます。

また、建築費用は坪単価×床面積で考えるのが基本なので、建築面積が大きくなるほど建築費用も高くなるのが一般的です。

子育てファミリーを例に考えた場合、子どもが小さいうちは自分の部屋で寝なかったり、子どもの独立後は部屋が余ったりする可能性もあります。将来の家族構成やライフスタイルの変化も想定したうえで、各スペースが本当に必要なのか吟味し、建築面積が大きくなりすぎないようにすることも大切です。

(3)廊下を極力減らして生活スペースを確保する

上の間取り図のように、部屋間の移動にしか使わない廊下をなくしたり少なくしたりすれば、床面積を最大限生活スペースに割くことが可能。無駄なスペースを節約し、土地代や建築費用を削減することができます。LDKに、個室やトイレ・洗面所などの水回りが直接面している間取りにすれば、各部屋を結ぶ廊下を省略できるのでおすすめです。

ちなみに、部屋数を減らすことも平屋のコスト削減につながるといわれます。部屋の仕切り壁、ドアをはじめとする建具を減らせることが理由です。しかし、部屋数を減らして無柱の大空間を設けようとすると、耐震性を確保するために頑丈な構造や工法を採用する必要が生じ、かえってコストが上ぶれる可能性もあるので注意しましょう。

(4)収納はデッドスペースやロフトを上手に活用する

独立した収納スペースをたくさん確保するほど床面積が広がります。しかも、収納用の建具を備える必要があるので、建材費もかさんでしまいます。平屋の建築費用を低く抑えるには、デッドスペースを収納として積極的に活用するのもおすすめです。

デッドスペースの活用例としては、小上がりやスキップフロアの下を使った収納が挙げられます。また、天井を高めてロフトや屋根裏収納を設ければ、生活空間を削らずに収納量を確保できるでしょう。

最近人気となっているファミリークローゼットもおすすめ。家族分の衣類などを1ヶ所にまとめて収納できるため、各個室の収納を最小限にして床面積を節減できます。

(5)シンプルな内外装にする

内装や外装に使用する建材の種類が増えるほど、建築にかかる手間や費用が増える傾向にあります。

建物形状に関しても、凹凸の多い複雑な形にしようとするとコストが高くなります。長方形や正方形といった整形の建物にすれば、建材の使用量や外壁面積が小さくなり、コストの削減が可能です。屋根も、シンプルな片流れ屋根や陸屋根などにしたほうが費用を抑えられます。

平屋を安く建てたいなら、なるべくシンプルなデザインにするよう心がけましょう。

ローコストな平屋の家づくりにおける3つの注意点

平屋を安く建てるにあたっては、次に挙げる3つのポイントに注意する必要があります。

(1)省エネ性も考慮する

たとえ土地代や建築費を節減して初期費用を抑えられたとしても、住み始めてからのランニングコストが高くなってしまってはあまり意味がありません。ランニングコストを抑えるためには、多少初期費用をかけてでも、省エネ性の高い家づくりをすることが大切です。

断熱性や気密性を高めておけば、夏場や冬場の冷暖房効率が向上し、空調にかかる電気代を抑えられます。併せて、太陽光発電や蓄電池といった創エネ設備を導入すれば、電気代をさらに安くできるでしょう。

省エネ性の高いZEH住宅などは家計の負担を軽くできるうえ、年中快適な住み心地をかなえられるのも特徴です。一般的な家に比べて初期費用はかかるものの、暮らしの質や満足度を高める効果が期待できます。

(2)耐震性をしっかり確保する

平屋は建物が低く揺れにくいこと、長方形や正方形などのシンプルな形状が多いことなどから、2階建てに比べて耐震性に優れるとされます。価格を抑えて平屋を建てるときも、耐震性の高い構造を取り入れれば、大きな地震の揺れにも耐えられる家づくりが可能です。

2024年に入り、いっそう懸念が高まっている南海トラフ巨大地震が発生した場合、大きな被害に見舞われるとされる淡路島。島内のほとんどの地域で震度6弱以上の揺れが想定され、一部の地域では震度7の非常に強い揺れが襲うと考えられています。

淡路島で平屋を建てるなら地震への備えは必須と言えるため、地震に強い家づくりを得意とする施工会社を選ぶようにしましょう。

(3)外壁のメンテナンス性を考慮する

家は買って終わりではなく、住み始めてからも多くのメンテナンス費用がかかります。中でも大きいのが外壁の維持にかかる費用です。

日本の住宅で一般的に採用されている窯業系サイディングの外壁だと、10年に1回程度、表面を守る塗装の塗り替えが必要になります。また、サイディングが寿命を迎える30年程度で外壁そのものの交換も必要です。これらのメンテナンスは1回で100万円単位の費用がかかり、家計の大きな負担になります。

こうしたメンテナンス費用を抑えるには、外壁材にタイルを採用するのがおすすめです。タイルは耐久性とメンテナンス性に優れており、定期的なメンテナンスがほぼ不要。耐用年数が長く、交換する必要もほとんどありません。

長期的な経済性を考えるなら、初期費用が少し高くなったとしても、タイルを使った家づくりを検討しましょう。

淡路島でコストパフォーマンスの高い平屋の家を建てるならクレバリーホーム淡路店へ

平屋は2階建ての住宅と同じ床面積を確保しようとすると、建築コストや土地代が割高になりやすいのがネックです。ただし、廊下を減らしたり収納を工夫したりすれば、スペースを有効活用して安く建てることもできます。

コストを低く抑えるのも大切ですが、暮らしやすい平屋のマイホームを実現するには、住宅性能や外壁のメンテナンス性も考慮しましょう。

淡路島でコストパフォーマンスのいい平屋を建てたいなら、外壁タイルを標準仕様とするクレバリーホーム淡路店へぜひご相談ください。「タイル」支える強靭さと、災害に負けず、かつ経済的にも優れた構造を持つ平屋をご提供しています。

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