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2023/6/20

屋根材はどう選ぶ?代表的な屋根材3種類の特徴と選び方を解説します。

こんにちは、クレバリーホーム淡路店です。

家には、雨風はもちろん台風などの自然災害から住む人をしっかり守るための役割を持っています。
家の強さは「構造」「材料」などの要素によって決まりますが、特に注目したいのが日差しや雨から家を守る「屋根材」です。

今回は代表的な3種類の屋根材の特徴と、住まいづくりにおける屋根材の選び方を解説します。

●耐久性とメンテナンス製の高い「粘土瓦」

粘土を焼き固めて作ったのが「粘土瓦」です。
大きく分けて、日本の伝統的な建築に用いられてきた「和瓦」と洋風建築に用いられる「洋瓦」があります。
焼く際にかける釉薬の種類や製法で、瓦の色や雰囲気に違いが出るのが特徴です。
 

<メリット>
・耐久性が高い
・メンテナンス性が高い
・断熱性が高い
・耐風性が高い

粘土瓦は、他の屋根材に比べて耐久性が高いのが魅力
強度が高く破損しにくいのに加え、再塗装はほとんど不要です。
もしも粘土瓦が破損してしまっても一枚単位で交換できるため、修理のコストを抑えられるメリットもあります。
粘土は断熱性があるため、粘土瓦も同じく断熱性を発揮します。
重みがあるため、耐風性も高く、強風でも吹き飛ばされにくいのもメリットです。

<デメリット>
・耐震性が低い家に向かない
・施工する屋根にある程度の傾きが必要

粘土瓦は重いため、耐震性が低い家には向いていません。
大きな地震が起きると、粘土瓦の重みで家が押しつぶされてしまう可能性があるからです。
また、施工には4寸勾配(底辺10:高さ4の直角三角形の角度)以上の屋根の傾きが必要です。
 

●初期コストが低い「化粧スレート」

「化粧スレート」とは、セメントと繊維で作られた板状の屋根材です。

<メリット>
・初期コストが安い

化粧スレートは軽く施工しやすいため、初期コストをほかの屋根材より低く抑えられます。

<デメリット>
・メンテナンスコストが高い
・施工する屋根にある程度の傾きが必要

化粧スレートは15年程度で塗り替えが必要なため、初期コストは低いものの、メンテナンスコストが高くなるのがデメリットです。
粘土瓦ほどではありませんが、施工には屋根の傾き3寸勾配以上(底辺10:高さ3)が必要です。
 

●さまざまな屋根に施行できる「金属板」

銅板やガルバリウム鋼板などの金属を板状に加工した屋根材が「金属板」です。

<メリット>
・加工がしやすい
・耐久性が高い
・施工する屋根に傾きが不要

金属板は屋根材のなかでもっとも軽く、加工がしやすいのが魅力です。
金属を使用して作られているため、耐久性も高くなっています。
施工する屋根の角度は一寸勾配(底辺10:高さ1)以上あれば良いため、複雑な形状の屋根にも用いることができ、条件や材料によってはフラットルーフにも施工可能です。

<デメリット>
・メンテナンスの頻度が高い
・耐風性が低い

金属板は金属製のためサビに弱い性質があります。
また、断熱性や遮音性の低さを塗料で補うために、15~20年程度で塗り替えが必要に。
こまめなメンテナンスが必要となるため、メンテナンスコストが高くなる傾向にあります。
また素材として軽く1枚当たりのサイズが大きいため、耐風性が低いのもデメリットです。

屋根材は多くの種類があり、家への強さやメンテナンスコストなど重視したいポイントによって適切な屋根材は異なります。
クレバリーホーム淡路店では、家づくりの専門家が外観イメージに合わせた屋根材の選び方や、素材による性能やメリットの違いなどをていねいにご説明いたします。
ぜひお気軽にご相談ください。

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